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朗読パフォーマンスと創作人形展示 月あかりの森の、もう一つの魔法の小部屋 『銀いろ三日月』へようこそ。 天井いっぱい、本で埋め尽くされた小さな蔵書部屋・・・。 そこは自由気ままに空想の翼を広げ、どこまでも飛んでゆける 魔法の小部屋です。 私たち姉妹が大事にしてきた、もうひとつの時空間。 「The Silver Cressent 銀いろ三日月の世界」へ、 あなたをご招待いたしましょう。 6月19日(日)。1年3カ月ぶりに、本の小部屋に光が差し込みました。 「銀いろ三日月の世界へようこそ」 今回は、数ある懐かしい童話のうち、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの 『絵のない絵本』を取り上げました。 作家としてはまったく無名で、売れない 芝居の脚本などを書いていた若き日の アンデルセン。 この童話の水先案内人である絵描きの 青年は、アンデルセン自身といえます。 今回この物語を上演するに当たって、 1934年刊行の茅野蕭々翻訳のものを 元訳として参考にしながら、自分たちで 新たに改訳・監修をいたしました。 明らかに誤訳と思われるところ、当時の概念では、まだ適切な日本語が なかったと思われる、不自然な表現など、かなり大胆にメスを入れました。 こうして生まれた「銀いろ三日月 バージョン」の脚本をもとに、演出家 水城ゆう氏にアドバイスをいただき ながら、リハーサルを重ねました。 若く、瑞瑞しいアンデルセンの感性 を損なわず、更に銀いろ三日月 ならではの色を加えていきました。 当日、午前に行われたゲネプロ。実際に朗読・映像・ピアノが三位一体となった 舞台を観たスタッフたちの目には涙が光っていました。 それは、午後からの本番を控えた私たちにとって、何よりの手ごたえと励ましに なりました。 以下、少しずつではありますが、公演の様子と展示から、「銀いろ三日月の世界」を ご紹介いたしましょう☆ プロローグ『書きだしの言葉』 屋根裏部屋に住む貧しい絵描きの青年。都会の孤独な夜に、昔馴染みと 再会します。 それは、月でした・・・。 その日から絵描きの元を訪れるたびに、月が夜な夜な語ってくれたのは、 世界各地で見て来た夢のように美しく、不思議なものがたり・・・ 田舎から夢を持って都会に出てきた繊細な青年と月とのやりとりを、 Naomiが感性豊かに朗読し、観客を月夜の世界へと導いていきます。 『道化師の恋』 第16夜のエピソード。イタリアのとある芝居小屋。 稀代の喜劇役者プルチネッラ。 背中と胸に瘤を持つ異形の風貌と、類まれな演技力で毎夜お客を湧かせる彼は、 心に哀しい恋慕の想いを秘めていました。 笑っているようでもあり、泣いている ようでもあり、怒っているようでも、 想いを馳せているようでもある・・・。 そんなプルチネッラの心に渦巻く 表情が、少しはげかかった白塗りの ドーランの下から垣間見え、胸が 苦しくなります。 この表情を描くのに、Toshieは 何度も筆を取り直しました。 Naomiの朗読が、ドールである プルチネッラとコロンビーナに 生命を吹き込みます。 アンデルセンと銀いろ三日月の 世界が融合した瞬間・・・。 このお話を見た多くのお客様が、 プルチネッラに心を揺さぶられ、 涙を流していらっしゃいました。 彼の剥き出しの感情そのものの表情は、見る者の心の奥に眠っている 「本当の自分」を呼び覚ます、不思議な力を持っているように感じられました。 『大都会の煙突そうじ』 第26夜のお話。明け染めの空。 初めて煙突を昇りきった見習いの少年は、喜びの声をあげます。 「ばんざーい!」 この町で生きていくんだという、彼の 自信と決意を、夜明けに輝く月と太陽 が照らしだします。 映像のなかの少年の表情と、躍動感 あふれる朗読がスパークし、会場に 強い生命力のようなものがドッと流れ 込みました。 この少年のしっかり大地に足をつけた 安定感のようなものに、心惹かれる お客さまがたくさんいらっしゃいました。 誰しもこの煙突そうじの小僧のように、 「自分は、これでやっていくんだ!」と 胸を張って言えるようになりたいと思い ながらも、悩んだり迷ったりをくり返し、 日々を生きているのだと思います。 この少年は、一つ先に突き抜けた 未来のあなたに向かってエールを 送っているのです。 「ばんざーい!」 『ガンジス河のほとりにて』 最後に選ばれたのは、第2夜のお話。 趣向を凝らして、鈴の音がシャラシャラと流れるなか、たゆたうような ピアノの旋律が、ガンジス河へといざなっていきます。 遠く離れたフィアンセの無事を願って、月夜のガンジス河に、 ランプを浮かべるインド娘。 ランプが見えている間、灯りが消えなければ、愛しい人は生きている。 けれども、灯りが消えてしまえば、彼は死んでしまっている。 ガンジス河の流れのなか、はためきながらも燃え続ける灯りに、 娘の胸の炎も燃えあがります。 「あの人は、生きている」 Naomiにとって、以前一度朗読したこと のある思い入れの深いお話。 それを今回、まったく新しい心境で 演じることとなりました。 インド娘の細やかな心の機微を、より 丁寧に拾い上げ、娘と一体になった とき、彼女の最後の一言は、リアルな 響きを持って、観る人々の心に波紋を 広げていきました。 Toshieがこのインド娘を創るにあたり、 心を砕いた点は、愛する人を想う女性 の心情あふれる表情でした。 不安も懼れ(おそれ)も一瞬にして消え 去り、愛する人の無事を確信した瞬間 湧き上がる無上の喜び。 神への感謝に、ただひたすら祈る娘・・・。 また女性らしい身体のラインや、しぐさなどにも気を配りました。 衣装は、実際にサリーの着付け通りに、重ねて着用させているこだわりよう! なぜかスピリチュアル度の高い?お客様たちから、高く評価していただきました。(^^; いかがでしたか?「銀いろ三日月の世界」を楽しんでいただけましたでしょうか? 第2部「The Moon Light Groveの世界5」のブログ公開も、近日中にアップ いたしますので、どうぞお楽しみに♪ *舞台写真・撮影協力/丸山朋広 *作品や舞台の画像の転写転載は、著作権の侵害となりますので禁止いたします。 【月あかりの森HP:http://themoonlightgrove.com/】 ★twitter ID ⇒ @MoonLightGrove ★メンバーそれぞれのブログも随時更新中♪ Naomi ⇒ 『屋根裏部屋のドロシー*Dorothy in the Garret』 Toshie ⇒ 『夢みるポワソン…Chambre de Poisson』 ★関連サイトはこちらです↓ 絵本・童話・児童文学パフォーマンス・アート ★今日は月あかりの森に遊びにいらして下さり、ありがとうございました♪ We are so happy to meet you! 下のボタンをクリックして頂ければ、大変うれしく思います。 にほんブログ村にほんブログ村
by themlg
| 2011-07-01 20:25
| ★銀いろ三日月・朗読
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